
小泉 颯作
Sosaku Koizumi
コーチ/マネージャー。1993年9月生まれ。山口県出身。
小学3年生から光セーリングクラブジュニアで競技を始め、中学時代には日本代表として国際大会に出場。光高校時代には地元開催となった山口国体でプレッシャーをはねのけて優勝し、早稲田大学時代にはインカレ個人戦で優勝・団体戦では連覇を達成。主将としてチームを牽引した。
大学卒業後も常に第一線で戦ってきたが、TOKYO2020オリンピックのキャンペーンで代表を逃した後は、同じチームに所属していた岡田・外薗組と女子の代表に選ばれていた吉田・吉岡組のセーリングパートナーとして日本代表チームを支えた。
自身も全日本470選手権や国体で何度も入賞してきたが、特筆すべきは長年所属した国スポ山口県チームで自身の入賞に加え何度も競技別天皇杯(総合優勝)を獲得し、また母校の早稲田大学ヨット部スタッフとしても総合優勝5連覇を含む全日本インカレ7勝に貢献してきたことだ。メンタリティやマネジメントの面でもチームにとって重要な役割を担っている。
学生時代からTOKYO2020オリンピックまでは磯崎のライバルとして長年切磋琢磨した関係であったが、選手としての実力・取り組み方、そしてセーリングパートナー時の献身的な仕事ぶりに感銘を受けた磯崎から、PARIS2024オリンピックを目指す際にコーチ就任を打診された。
選手に近い存在のコーチとして心技体のすべての面でチームを支え、選手からの信頼も厚い。かつてのライバル磯崎、その若きパートナー伊藤の精神的支柱として共に闘い、金メダルへ導く。
(Photo:Kazushige Nakajima / Text:T.N.)